前回(雑貨インテリア販売のお仕事①)はレジ・ラッピングの作業と注意点についてお伝えしました。
今回は接客や売り場での業務についてお話していきます。
接客について
アパレルの販売員をしていたこともありますが、雑貨インテリアの接客はアパレルなどに比べると、積極的にお声掛けをしていくことは少ないように思います。
こちらからのアクションが少ない分、お客様からお尋ねがあった時はスムーズに対応できるよう準備をしておきましょう。
商品知識を身に着ける
商品のお問い合わせ。たとえばグラスであれば価格はもちろん容量や材質、耐熱なのか食洗機は使えるかなど。
ルームシューズであれば、サイズ・カラーの展開や色落ちするか、汚れた時の対処法など問い合わせの内容は多岐に渡ります。
この時、質問の答えがわからないならば絶対に即答しないこと。必ずわかる方に確認し、お客様に嘘の情報を伝えないことが大事です。
ただ、店に自分一人しかおらず確認ができない場合もあると思います。
私はそんな時に備え、日頃からお客様に聞かれたこととそれに対する答えをまとめて商品ノートを作成し、誰でも見れる場所に置くようにしています。
長年書き続けるとかなりの範囲をカバーしたノートになり、自分が慣れた頃には新人の方に役立ちます。面倒だと思わずに是非まとめてみてください。
また、説明がしにくい商品は実際に使ってみることをおすすめします。自分が使ってみたものは、そうでないものに比べ断然説明がしやすくなります。こんな時に社販があれば利用したいですね。
在庫場所の確認
雑貨店は商品が多いので在庫の場所を把握するのも大変です。お客様に在庫有無の確認をされた時すぐに対応できるようこちらも日頃から確認を。
店内商品のレイアウト変更に伴い、在庫場所が変わった場合も同様に事前確認しておきましょう。
ギフト対応
前回お伝えしたとおり、雑貨店はイベントごとにギフトを買い求めに来る方がとても多いです。ギフトに迷った時、とりあえず雑貨店に行ってみるという方も多いと思います。
お客様からギフトの相談を受けた時はご予算や贈る相手の好みをお聞きし、ご要望に沿った提案が必要になります。
初めて相談を受ける時は戸惑うかもしれませんが、不明点を会話の中で一つずつクリアにしていきながら進めていきましょう。
事前にできる準備としては、贈る用途別にサンプルギフトを作っておくことです。
可能であれば価格別にいくつか作成しておくと、お客様も自分の予算であればこんな感じのギフトになるんだとイメージしやすくなり接客に役立ちます。
売り場を整える
売り場を整える作業は売上に直結するので、店舗内で勉強会を行ったり、各種セミナーに参加して勉強したりとスキルアップを求められることもあります。
POP
会社の方針によってPOPの取り扱いも様々です。
店舗イメージや統一感を大事にする会社の場合は本社で全てPOPを作成して各店に配布したり、路面店や個々の店舗の個性を大事にする会社はそれぞれの店舗で作成することもあります。
PCで作成すると整ったデザインで沢山作成することができますが、経験上、商品を使ってみたスタッフの感想などのコメントPOPをあえて手書きで作成するとお客様が立ち止まって見てくださることが多かったです。
手書きPOPで有名なヴィレッジバンガードやドン・キホーテでも、ついついPOPを読んでしまいませんか?
内容によってはお客様の購買意欲を掻き立てる強力なツールとなるので、お客様の心に刺さるようなPOPを作成していきたいですね。
ディスプレイ
簡単に言うとお客様の目を楽しませて商品購入を促す方法のことで、トライアングル・シンメトリー・リピテーションなどの陳列方法が有名です。
ただ並べるだけでなく、小物を使って季節感やイベント感を出したりとお客様の欲しい!を引き出すために試行錯誤を繰り返し、売り上げアップに繋げていきます。
以上が雑貨インテリア販売のおおまかな仕事内容となります。つらつらと書いてしまいましたが…如何だったでしょうか。
なんとなく雑貨やインテリアが好きで…という方には細かい作業が大変に感じるかもしれませんが、
商品の接客やギフトのご提案でお客様に喜んでいただけた時は、大きなやりがいを感じられる仕事です!
新商品や人気商品にいち早く触れることができるという特権もありますしね。興味のある方は是非頑張ってみてほしいです。では。
うちゅ😺
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